◎〔米欧石油市況・詳報〕ほぼ横ばい=ドル安・株高が米ガソリン在庫増打ち消す(8日)

配信元:時事通信社
投稿:2021/04/09 08:23
 【ニューヨーク・ロイター時事】8日の米欧石油市場の原油先物相場はほぼ横ばい。米ガソリン在庫の増加などを材料に一時下落していたが、ドル安や株価上昇を受けて値を戻した。
 英国産標準油種ブレント先物の中心限月6月きりの清算値(終値に相当)は0.04ドル(0.1%)高の1バレル=63.20ドル。米国産標準油種WTI先物は、期近5月きりが0.17ドル(0.3%)安の59.60ドル。
 米国の週間新規失業保険申請件数が市場予想に反して増加、米国債利回りが低下したことを背景に、ドル指数は2週間ぶりの低水準となった。オアンダのシニア市場アナリスト、エドワード・モヤ氏は、新型コロナウイルス流行による短期的な下押し圧力と大幅なドル安(という支援材料)がぶつかり合う中、「原油相場は方向感を探っている」と指摘した。
 株価も上昇しており、米S&P500種指数は史上最高値を更新し、ナスダック総合指数もハイテク株高で7週間ぶりの高値を付けた。
 一方、米ガソリン在庫は、石油精製業者が夏の行楽シーズンを前に生産量を増やしたため、400万バレル増の2億3000万バレル強に膨らんだ。リスタッド・エナジーのアナリスト、ビョルナー・トンホーゲン氏は、ガソリン在庫の大幅増について「市場が期待していたものではなく、原油需要の回復ペースをめぐる懸念が再び浮上した」と語った。
 ロイターが確認したロシアの政府文書によると、同国は石油市場へのコロナの影響が2023〜24年まで続く可能性があるとみている。イラン核合意の再建をめぐる米国とイランの間接交渉が行われたことを受け、米国の対イラン制裁が一部解除されてイランが原油輸出を増やす可能性があるとの期待が出ている。調査会社クプラーは、米・イランの合意が成立した場合、輸出が日量200万バレル増える可能性を指摘した。(了)
[時事通信社]
配信元: 時事通信社
最新24時間の予想傾向(%)

予想投稿数 比率(%)

64.3 35.7
  • 買い予想上昇
  • 売り予想上昇
個人投資家の予想(新着順)
ヤフーファイナンスお勧め
公式アプリ
国内最大級の株と投資の総合アプリ
掲示板
投資家の売りたい買いたいが一目でわかる
投資信託
利益とリスクでの検索や注目の投信をご紹介