アルプスアル、前期最終を一転赤字に下方修正

配信元:株探
投稿:2021/04/06 19:00
 アルプスアルパイン <6770> が4月6日大引け後(19:00)に業績修正を発表。21年3月期の連結最終損益を従来予想の30億円の黒字→45億円の赤字(前の期は40億円の赤字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。ただ、通期の連結経常利益は従来予想の105億円→125億円(前の期は186億円)に19.0%上方修正し、減益率が43.7%減→33.0%減に縮小する見通しとなった。

 会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結最終損益も従来予想の119億円の黒字→44.9億円の黒字(前年同期は99.4億円の赤字)に62.5%減額した計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  2021年3月期の第4四半期において、新型コロナウイルスの感染の再拡大に加え、世界的な半導体不足や米国テキサス州を襲った大寒波による原材料の供給不足の影響等により、自動車新車販売市場を中心として、市況は直前四半期と比較して軟調に推移しました。しかしながら、その影響は2021年3月期の第3四半期決算発表時に、当社が売上の下振れリスクとして想定していた範囲内にとどまったことから、売上高は予想を上回る結果となりました。また営業利益・経常利益は、売上増加による利益増に加え円安ドル高による利益押上げ要因もありましたが、物流費、及び地金等の原材料の高騰等のマイナス影響により打ち消された結果、予想に対してわずかな増加となりました。一方で、上記のとおり特別損失を計上したことに伴い、親会社に帰属する当期純利益は予想を下回る結果となりました。 そのため、2021年3月期通期累計期間の連結業績予想について、2020年6月4日に公表した連結業績予想における、売上高・営業利益・経常利益・親会社株主に帰属する当期純利益をそれぞれ修正いたします。
配信元: 株探

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