【買い】ダイヘン（6622）半導体関連銘柄としての側面にも期待◆あすなろ投資顧問CEO 大石やすし◆

半導体関連銘柄としての側面にも期待

【業務内容】
電力機器、溶接メカトロ、半導体関連機器が業績の3本柱。電力向け小型変圧器首位。アーク溶接機器は国内首位であり、世界大手の一角。

【業績面】
3月8日に業績修正を発表。
21.3月期の連結経常利益を従来予想の105億円から120億円(前期は93.5億円)に14.3％上方修正し、増益率は12.2％増から28.3％増に拡大。従来の3期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せ。会社側は5Gのインフラ整備に伴う様々な半導体関連投資や中国・台湾でのFAロボットの需要が想定以上に増加している事を要因に挙げている。
22.3月期も増収増益予想。

【トピックスオピニオン】
中国が新型コロナ禍から一番最初に脱出し、自動車生産が正常化に向かう事で、生産ロボットの需要増が見込まれる。また、世界的に5G普及が進む中で半導体不足が指摘されている事から、同社の手掛ける半導体ウエハー搬送ロボットへの引き合いも増加しそう。
5Gのインフラ整備に伴う半導体関連投資や、中国・台湾でのFAロボットの需要が想定以上という点を考えると、上方修正された業績予想は未だ保守的な印象。
22.3月期も好調で、増収増益予想という点を株価が織り込み、2017年11月の高値5870円の奪還に期待。