明日の為替相場見通し=ユーロの動向を注視

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2021/03/24 16:17
明日の為替相場見通し=ユーロの動向を注視  今晩から明日にかけての外国為替市場のドル円相場は、ユーロの動向を睨みながらの展開となりそうだ。予想レンジは1ドル=108円00銭~108円90銭。

 ドイツが4月初旬の復活祭期間中により厳格な都市封鎖(ロックダウン)を行うと発表するなど、欧州では新型コロナウイルス感染の再拡大が深刻な状況となっている。欧州経済の先行き懸念が強まるなか、今夕に発表されるドイツやユーロ圏の3月製造業・サービス部門購買担当者景気指数(PMI)速報値が市場予想を下回ればユーロ売りが加速する可能性がある。その場合、ユーロに対してドルが買われる半面、安全通貨とされる円の上昇からドルの上値が重くなりそうだ。

 また、24日に5年債入札、25日に7年債入札が予定されている米長期金利の動向にも引き続き注目。米金利が一段と低下すれば、積極的にはドルが買いにくくなる。なお、今晩には米2月耐久財受注や米3月PMI速報値が発表されるほか、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長による米上院銀行委員会での証言が行われる。

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