【買い】エー・アンド・デイ（7745）更なる増額修正の可能性に期待 ◆あすなろ投資顧問CEO 大石やすし◆

更なる増額修正の可能性に期待

【業務内容】
産業、医療用の計量・計測機器メーカー。自動車開発などに用いるDSP演算処理装置を拡大中。ホロンを子会社に持つ。

【業績面】
2月5日に発表された3Q決算は、4－12月期累計の経常利益が前年同期比70.9％増の31.17億円。通期の経常利益については前回予想の34.5億円から45.2億円に上方修正された。22.3月期は体温計等の健康機器の特需が落ち着くも、売上比率の大きい工業用計量機器が回復基調で、営業増益が継続する見込み。

【トピックスオピニオン】
株価は2月半ばの1400円台から調整し、3月半ばまで1200円割れで推移した後、直近では1300円まで出直ってきた。3月5日には大手外資系運用会社が7.39％→9.31％と保有比率を引き上げた旨大量保有報告を行っている。同社の業績は下期偏重傾向が以前から指摘されており、2019年も2020年も経常利益に対する寄与度は4Q（1-3月期）が一番大きかった事から、市場の一部では今期の経常利益の最終的な着地が、来期予想水準の50億円程度まで再度増額となる可能性も囁かれている模様。一方でPERはまだ1ケタ台と割安で、1月14日の年初来高値1467円を超え上伸し、新たなステージへ突入する可能性も期待できよう。