トラスコ中山、今期経常を7％上方修正、配当も2.5円増額

　トラスコ中山 <9830> が3月15日大引け後(18:00)に業績・配当修正を発表。21年12月期の連結経常利益を従来予想の128億円→138億円(前期は115億円)に7.3％上方修正し、増益率が11.4％増→19.6％増に拡大する見通しとなった。
　同時に、1-6月期(上期)の連結経常利益も従来予想の68.6億円→77.5億円(前年同期は64億円)に13.0％上方修正し、増益率が7.2％増→21.1％増に拡大し、4期ぶりに上期の過去最高益を更新する見通しとなった。

　業績好調に伴い、今期の上期配当を従来計画の18円→20.5円(前年同期は16.5円)に増額し、年間配当は36.5円になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　製造業を中心としたモノづくり現場においては、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けつつも、自動車産業を中心として停滞していた工場の生産活動や先送りされていた設備投資は徐々に回復基調となりました。依然、感染再拡大への不安は残り、以前から続く米中貿易摩擦の影響など不透明感が残るものの、戦略的に在庫アイテムの拡充を継続し、デジタル投資などの強化を行うことでお客様の利便性向上を図りました。その結果、予想を上回る実績で推移したため、令和３年２月12日に公表した、令和３年12月期の連結業績予想（令和３年１月１日～令和３年12月31日）について、売上高、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益及び配当予想を上記の通り修正します。（注）業績予想につきましては、発表日現在において入手可能な情報に基づき作成しています。実際の業績は、今後様々な要因によって予想数値と異なる可能性があります。