3月のIPO「★4177★」はどうだ？-あすなろ投資顧問CEO大石やすし

IPO「★4177★」はどうだ？

「i-plug　アイプラグ」
2021年3月18日上場予定

　また人材か・・・

　となった方も多いだろう。しかも少子高齢化の日本で新卒特化型のビジネスモデル。

　中長期的には慎重に考えたいところ。

　ただし、公開株数が少なめ・信頼と実績の大和主幹事・足元の相場環境等々を鑑みれば、初値は高くつきそうだ。

　目論見書によれば、メインサービスの「OfferBox」には学生が27万人登録。これは無視できないシェア。　
　一方企業側は7500社程で、上場して認知度が上がった後、どこまで増えるかが肝となろう。

　業績は・・・まだまだ投資フェーズか、赤字上場案件となる。しばらくは静観。

　セカンダリーは・・・ロックアップ浅め（90日）のVC勢が利食った後、最新の業績からその後の伸び率を見定め、赤字解消ストーリーが浮き彫りになる【手前】が勝負となろう。

　個人的には・・・

　未来の宝達が、活躍の選択肢を広げるプラットフォームになるであろう当サービスに、大きく期待している。

　CEO中野氏によれば、41%の学生が最初の就職に失敗しているそうだ。

　一歩足を踏み外すと、急に社会が怖くなる。ようやっと大人になったばかりの就活生に、判断能力の優劣を問うのは、酷な話ではないだろうか？

　とにもかくにも、そんな若者に、世間は冷たい。

　まずは十分な選択肢を与えて、3回までは手を差し伸べる器量があってもいい。

　「1社目の就職をもっと大事に。」
　
　CEOのメッセージは3子の父である私にも十分過ぎるほど刺さった。


　今日は2社分書こうと思ったが、少し熱くなってしまった。

　まだまだあるが・・・ご要望があればまた別の機会に。