外為サマリー：１０８円３０銭台で推移、日経平均の失速で上値重い

　８日の東京外国為替市場のドル円相場は、午後３時時点で１ドル＝１０８円３４銭前後と前週末午後５時時点に比べ８銭程度のドル高・円安。ユーロは１ユーロ＝１２９円０６銭前後と同３０銭程度のユーロ安・円高で推移している。

　ドル円は、１０８円３０銭前後で高止まり状態。前週末５日に発表された米２月雇用統計は市場予想を上回ったほか、１．９兆ドルの米追加経済対策の早期成立も見通せる状態となり、米国の景気回復期待が強まっている。ただ、米長期金利とＮＹダウなど株式市場の動向には不透明感も強く上値は重い状態が続いている。日経平均株価がマイナス圏に失速したことも買い手控え要因となった。

　ユーロは対ドルでは１ユーロ＝１．１９１２ドル前後と同０．００３０ドル強のユーロ安・ドル高で推移している。



出所：MINKABU PRESS