決算プラス・インパクト銘柄・引け後 … アイル、カナモト、日本駐車場 (3月5日発表分)

―決算で買われた銘柄！ 上昇率ランキング―

　企業決算に対する評価は、マーケットでは「株価」として表される。ここでは、決算を受け止めて株価がいかに反応したかを探る。

　以下に挙げたのは、決算発表が「プラス・インパクト」となった可能性のある銘柄である。株価が決算発表前日の3月4日から5日の決算発表を経て8日大引け現在、水準を切り上げている銘柄を上昇率の大きい順にランキングした。

★No.1　共和工業 <5971>
　21年4月期の連結経常利益を従来予想の5億円→8.2億円(前期は5.3億円)に64.0％上方修正し、一転して52.4％増益見通しとなった。

★No.2　アイル <3854>
　21年7月期の連結経常利益を従来予想の12.2億円→16.2億円(前期は17.1億円)に32.7％上方修正し、減益率が28.5％減→5.1％減に縮小する見通しとなった。

★No.3　ティーライフ <3172>
　21年7月期の連結経常利益を従来予想の5.3億円→7億円(前期は5.2億円)に33.8％上方修正し、増益率が1.0％増→35.0％増に拡大し、4期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。

■決算プラス・インパクト銘柄

コード　銘柄名　　　　市場　　上昇率 　発表日　決算期　経常変化率

<5971> 共和工業 　　　ＪＱ 　 +10.90 　　3/ 5　　　3Q　　　 -2.46
<3854> アイル 　　　　東１　　 +6.55 　　3/ 5　　上期　　　-21.19
<3172> ティーライフ 　東１　　 +6.48 　　3/ 5　　上期　　　 64.79
<2353> 日本駐車場 　　東１　　 +3.57 　　3/ 5　　上期　　　 -9.22
<8917> ファースト住 　東１　　 +3.34 　　3/ 5　　　1Q　　　 59.18

<9678> カナモト 　　　東１　　 +2.46 　　3/ 5　　　1Q　　　 -3.69

※上昇率は「決算発表前日の終値を基準とした8日大引け株価の変化率」。上昇率、経常変化率は「％」。
「1Q」は第1四半期決算。「上期」は第2四半期累計決算。「3Q」は第3四半期累計決算。

株探ニュース