トミタ電機、前期経常を一転赤字に下方修正

配信元:株探
投稿:2021/03/05 16:00
 トミタ電機 <6898> [JQ] が3月5日大引け後(16:00)に業績修正を発表。21年1月期の連結経常損益を従来予想の900万円の黒字→1億1900万円の赤字(前の期は2億0400万円の赤字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。

 会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した8-1月期(下期)の連結経常損益も従来予想の8800万円の黒字→4000万円の赤字(前年同期は1億0200万円の赤字)に減額し、一転して赤字計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 <連結業績> 2021年1月期通期連結会計期間においては、新型コロナウイルス感染症の拡大防止策として各国でロックダウンや移動規制等の措置がとられたことにより経済活動が縮小し、電子部品業界も大きく影響を受けました。車載関連、スマートフォン関連、産業機器関連、ICT関連等、殆どの分野で伸び悩み、全体的に非常に低調に推移いたしました。 このような市場環境の中で、当社グループのフェライトコア販売におきましては、いち早く回復に転じた中国市場において5G通信、クラウド向けの需要が復活増加し、年度後半より国内市場で産業機器関連並びに半導体製造装置関連の需要が回復を見せましたが、新型コロナウイルス感染症の影響により新規量産の計画が先送りとなり、全体的な受注減少を補うに至らず、売上高は前回予想を下回る10億8千2百万円となる見込みです。 損益面では、原価率の低減、経費等の削減に努めましたが、売上高減少による稼働率の低下、国内において年金資産の下落による退職給付引当金繰入を上期に計上したことにより、当社グループ会社が所在する地域での新型コロナウイルス感染症に対する政府支援金などがあったものの、営業損失は1億2千9百万円、経常損失は1億1千9百万円、また、情報開示しました通り第2四半期に特別利益として退職金制度改定益を計上したことにより、親会社株主に帰属する当期純損失は9千7百万円となる見込みです。<個別業績> 2021年1月期通期会計期間の個別業績につきましては、連結業績において記載した内容と概ね同様の理由により、売上高は7億2千7百万円、営業損失は1億6百万円、経常損失は1億5百万円、当期純損失は8千3百万円となる見込みです。
配信元: 株探

関連銘柄

銘柄名称 株価 前日比
1,540.0
(04/23)
+10.0
(+0.65%)