◎〔東京外為〕ドル、105円台半ば=持ち高調整で小幅上昇(24日正午)
24日午前の東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は、持ち高調整とみられるドル買いが優勢となり、1ドル=105円台半ばに小幅上昇した。正午現在、1ドル=105円49〜53銭と前営業日(午後5時、105円80〜80銭)比31銭のドル安・円高。
前日の海外市場では、米長期金利の上昇一服でドル売りが優勢となり、休日明けの日本時間早朝は105円10〜20銭台を中心に推移した。ただ、午前8時台からは持ち高調整に伴うドル買いが散見され、午前10時前後に105円40銭台に浮上。もっとも、「105円46銭に節目があるため、同水準に近づけば上値が重くなる」(銀行系証券)ことから、正午にかけては小動きにとどまっている。
日経平均株価は反落したが、為替市場では円が売られる「まちまちのリスクオン」(同)ムードとなっており、市場は米長期金利をにらみながら次の材料を探しているもようだ。25日未明にはクラリダFRB副議長の講演などが予定されており、前日のパウエルFRB議長と同様に金融緩和継続を示す内容となれば「米長期金利への上昇圧力が弱まり、ドルの上値は抑制される」(国内銀行)との指摘が聞かれた。
ユーロは対円で上昇、対ドルでは小動き。正午現在、1ユーロ=128円24〜24銭(前営業日午後5時、128円12〜12銭)、対ドルでは1.2155〜2155ドル(同1.2110〜2110ドル)。(了)
[時事通信社]
前日の海外市場では、米長期金利の上昇一服でドル売りが優勢となり、休日明けの日本時間早朝は105円10〜20銭台を中心に推移した。ただ、午前8時台からは持ち高調整に伴うドル買いが散見され、午前10時前後に105円40銭台に浮上。もっとも、「105円46銭に節目があるため、同水準に近づけば上値が重くなる」(銀行系証券)ことから、正午にかけては小動きにとどまっている。
日経平均株価は反落したが、為替市場では円が売られる「まちまちのリスクオン」(同)ムードとなっており、市場は米長期金利をにらみながら次の材料を探しているもようだ。25日未明にはクラリダFRB副議長の講演などが予定されており、前日のパウエルFRB議長と同様に金融緩和継続を示す内容となれば「米長期金利への上昇圧力が弱まり、ドルの上値は抑制される」(国内銀行)との指摘が聞かれた。
ユーロは対円で上昇、対ドルでは小動き。正午現在、1ユーロ=128円24〜24銭(前営業日午後5時、128円12〜12銭)、対ドルでは1.2155〜2155ドル(同1.2110〜2110ドル)。(了)
[時事通信社]
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