富士PS、今期経常を57%上方修正、配当も3円増額

配信元:株探
投稿:2021/02/10 16:00
 富士ピー・エス <1848> が2月10日大引け後(16:00)に決算を発表。21年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比2.3倍の13.5億円に急拡大した。
 併せて、通期の同利益を従来予想の9.3億円→14.6億円(前期連結は9.2億円)に57.0%上方修正し、増益率が0.5%増→57.8%増に拡大する見通しとなった。

 会社側が発表した第3四半期累計の実績と通期計画に基づいて、当社が試算した1-3月期(4Q)の経常利益(非連結)は前年同期連結比68.5%減の1億円に大きく落ち込む計算になる。

 業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の9円→12円(前期は9円)に大幅増額修正した。

 直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比93.8%増の5.3億円に拡大し、売上営業利益率は前年同期の3.9%→7.7%に大幅改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 1.連結業績予想の修正  当社は、2020年11月10日に公表いたしました「完全子会社の吸収合併に関するお知らせ」に記載の通り、当社グループにおける経営資源の集中と組織運営の強化および効率化を図るため、連結子会社である株式会社シーピーケイを2021年1月1日付で吸収合併いたしました。これにより連結子会社がなくなったため、当期における連結業績予想の開示はございません。2.個別業績予想の修正   個別業績予想につきましては、大型の繰越工事が順調に進捗し、追加設計変更契約協議も順調に推移したことに加え、原価低減による採算性の大幅な改善により2021年3月期第3四半期において大幅な増益となりました。 2021年3月期第4四半期においても、順調な進捗が見込まれており、前回の予想値より営業利益、経常利益及び当期純利益が増加する見通しとなりました。

   当社は株主に対する利益還元を経営の最重要課題の一つと位置付け、財務体質の強化と積極的な事業展開に必要な内部留保の充実を図りながら、安定配当を実施することを基本方針としており、配当性向を重要な指標としております。 この基本方針に基づき、今回新たに公表いたしました2021年3月期の業績予想を踏まえ、1株当たり配当金を前回発表予想の9円から3円増配の12円に修正いたします。※上記に記載した予想数値は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績等は、今後の様々な要因によって予想数値と異なる可能性があります。
配信元: 株探

関連銘柄

銘柄 株価 前日比
404.0
(11/29)
+3.0
(+0.74%)