今日の為替市場ポイント:◆ユーロ編◆ユーロ売り・米ドル買いがすみやかに縮小する可能性は低い見通し

配信元:フィスコ
投稿:2021/02/05 08:25
ユーロ・ドルは、1.0341ドル(2017/01/03)まで下落したが、1.2537ドル(2018/01/25)まで上昇。英国民投票で欧州連合(EU)からの離脱が決定し、ユーロ・円は一時109円57銭(2016/06/24)まで急落。その後114円85銭(2017/04/17)まで戻し、さらに137円50銭(2018/2/2)まで買われた。経済規制措置強化の影響で1-3月期のユーロ圏経済は停滞する見込み。年央にかけての景気回復への期待はあるものの、ユーロ圏と米国の成長率格差が引き続き意識されており、ユーロ売り・米ドル買いがすみやかに縮小する可能性は低いとみられる。

【ユーロ売り要因】
・ECBはユーロ高を監視へ
・ウイルス感染拡大を受けてユーロ圏経済は1-3月期も停滞予想
・ユーロ圏と米国の成長率格差を意識したユーロ売り・米ドル買い

【ユーロ買い要因】
・4-6月期以降におけるユーロ圏経済の回復期待
・復興基金の効果的な活用で景気回復は多少早まる可能性
・欧州におけるウイルスのワクチン接種拡大への期待

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配信元: フィスコ