今日の為替市場ポイント:◆ユーロ編◆リスク回避的なユーロ売り・円買いがさらに拡大する可能性は低い見通し

配信元:フィスコ
投稿:2021/02/02 08:39
ユーロ・ドルは、1.0341ドル(2017/01/03)まで下落したが、1.2537ドル(2018/01/25)まで上昇。英国民投票で欧州連合(EU)からの離脱が決定し、ユーロ・円は一時109円57銭(2016/06/24)まで急落。その後114円85銭(2017/04/17)まで戻し、さらに137円50銭(2018/2/2)まで買われた。ウイルス感染抑制のための規制成措置の影響で1-3月期におけるユーロ圏の経済活動は停滞すると予想されるが、追加景気刺激策などで年央にかけてユーロ圏の景気回復は期待できるとの見方は残されており、リスク回避的なユーロ売り・円買いがさらに拡大する可能性は低いとみられる。

【ユーロ売り要因】
・ECBはユーロ高を監視へ
・ウイルス感染拡大を受けて独仏の行動規制は当面継続
・米国の政治不安で安全逃避のユーロ売り・米ドル買いが増える可能性

【ユーロ買い要因】
・4-6月期以降におけるユーロ圏経済の回復期待
・復興基金の効果的な活用で景気回復は多少早まる可能性
・欧州におけるウイルスのワクチン接種拡大への期待

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配信元: フィスコ