PKSHA Technology(3993)決算シーズンでコロナ禍に順応しやすい企業の業績に注目集まる◆あすなろ投資顧問 加藤あきら◆

著者:加藤あきら
投稿:2021/02/02 08:35

決算シーズンでコロナ禍に順応しやすい企業の業績に注目集まる

【事業内容】
 独自のAIアルゴリズムを開発し、画像認識・自動対話を可能にした深層学習技術を全面に押し出したソリューション提供を主軸にする。ディープラーニングやブロックチェーンなどの革新的アルゴリズムが世に出始めてきている中、新たなアルゴリズム開発の需要増も顕著となっている。

【業績面】
 業績面においては11/12に前期決算および今期見通しを発表、前期売上高は前々期比2.4倍の73億円、営業利益は11.9%減益で着地し、今期は売上高、利益ともに過去最高を更新する見込み。売上高を順調に伸ばす側ら、アルゴリズム開発への先行投資は継続。コロナ禍におけるDX投資の加速によりアルゴリズム導入企業の拡充が成長ドライバーとなりそうだ。まもなく2/10に1Q決算発表を控えており、これを無難に通過できれば新高値更新も見えてくる。

【株価動向】
 株価は3/19に安値1329円をつけて下値模索の展開が懸念されていたところ、4/6に東京海上HDとの資本業務提携を発表して翌日にストップ高、その後は順調に出直りの動きをみせた。5月にコロナショック以前の水準回復まであとひと息というところに迫るも、200日線の手前で戻り一服。足元ではようやく自律反発の動きから200日線を上回って推移し、出来高水準も増加した。昨秋からのマザーズ成長株の調整にも一巡感がみられる中で、コロナ禍を追い風に業績期待が高まったAIやDXといった先進テクノロジー分野への物色回帰が見込まれる。

配信元: 達人の予想

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