タカラレーベ、今期経常を24%上方修正、配当も2円増額

配信元:株探
投稿:2021/01/29 17:00
 タカラレーベン <8897> が1月29日大引け後(17:00)に決算を発表。21年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比14.9%減の48.2億円に減った。
 しかしながら、併せて通期の同利益を従来予想の50億円→62億円(前期は112億円)に24.0%上方修正し、減益率が55.4%減→44.6%減に縮小する見通しとなった。

 会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の33.8億円→45.8億円(前年同期は77.8億円)に35.5%増額し、減益率が56.6%減→41.2%減に縮小する計算になる。

 業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の12円→14円(前期は19円)に増額修正した。

 直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比42.2%増の32億円に拡大し、売上営業利益率は前年同期の5.9%→9.5%に大幅改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  コア事業である新築分譲マンション事業においては、販売活動を自粛した期間もございましたが、再開後は感染防止対策を徹底し営業活動に取り組んでまいりました。コロナ禍において、お客様の住宅に求める要件に変化があったものの、購買意欲には大きな変化はみられておらず、モデルルームへのご来場者数も安定的に推移した結果、通期引渡予定戸数1,980戸に対し12月末時点の契約進捗率は103.0%(2,039戸)となり、当初計画を上回る見込みとなりました。 また、流動化事業においては、自社開発レジデンス物件等の売却が寄与し、第3四半期累計で当初計画を上回る利益を計上いたしました。 この結果、売上高、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益が、いずれも前回発表予想を上回ることとなったため、通期連結業績予想を修正することといたしました。

  当社は利益還元を会社の最重要課題の一つとして位置付けており、事業展開と経営基盤の強化に必要な内部留保を確保しつつ、業績に応じた適正な配当を安定的かつ継続的に行うことと、中間配当と期末配当の年2回の剰余金の配当を行うことを基本方針としております。また、2018年5月に策定した中期経営計画において、配当性向を25%~30%程度とすることを掲げております。 この度の業績予想の修正を踏まえ、上記方針に基づき、2021年3月期における期末配当予想を修正し、前回予想の1株当たり8円から2円増配し、10円とさせていただきます。 これにより、中間配当金(1株当たり4円)と合わせた年間配当金は1株当たり14円となり、配当性向は37.1%を予定しております。
配信元: 株探

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