コニシ、今期経常を18％上方修正

　コニシ <4956> が1月29日大引け後(15:00)に決算を発表。21年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比0.3％増の52.4億円となった。
　併せて、通期の同利益を従来予想の59.5億円→70億円(前期は72.4億円)に17.6％上方修正し、減益率が17.9％減→3.4％減に縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の32億円→42.5億円(前年同期は41.2億円)に32.8％増額し、一転して3.1％増益計算になる。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比18.7％増の24.9億円に伸び、売上営業利益率は前年同期の5.9％→6.8％に改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　通期連結業績予想については、ボンド事業での住関連用接着剤や土木建設事業での補修材、また化成品事業での車載電子部品に使用される商材の売上が、第３四半期以降より徐々に回復し、想定より好調に推移したため、売上高、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益のいずれも前回公表した予想を上回る見通しとなりましたので、上記の通り、業績予想を修正いたします。※上記予想は現時点で入手可能な情報に基づき算定したものであり、今後の様々な要因によって予想数値と異なる場合があります。