「弱気相場に突入、4つの窓を連鎖的に埋める可能性も・・・」
本日の日経平均は 431.55 円安の 28203.66 円で取引を終了した。朝方から売りが優勢となり、下値を試す展開。米国株の大幅安を受けて、下値を試す動きとなった。日経平均は一時 600 円以上の下落となり、投資家の投げ売りが鮮明になっている。
日経平均の日足チャートでは、窓を空けて下落。一連の上昇相場が終了したことを示唆しており、先安観が一気に強まっている。下方に位置している前回のファンダメンタルズの壁(28111 円~28238 円)が消滅した可能性が高く、このまま下方向にスピードが加速するかもしれない。投資家は最大限の警戒をしておくべきだろう。
日経平均の日足チャートでは、典型的な「ダブルトップ」の様相となっている。ネックラインに相当するのが、この前回のファンダメンタルズの壁であり、これの消滅は「相場の崩れ」を意味する。チャートはすでに「弱気形状」に傾いており、投資家はそれを前提にトレードしなければならない。さらに下方には4つの窓が広がっており、これを連鎖的に埋める可能性があるからだ。
ただ、東証一部の売買代金は4兆 8000 億円程度に増加しており、本日の下落が「短期的な振るい落とし」となった可能性がある。需給面でいったん上昇しやすくなってり、その流れには注意が必要だ。下方ブレイクするのか、逆にこの下落がダマシになるのか――投資家は明確に見極める必要がありそうだ。
本日は、完全に物色に変化が起こっている。これまで相場を牽引していたハイテク株が売られ、逆にディフェンシブ銘柄が買われている。マザーズ指数は3%以上の急落となっており、為替は 104 円台に突入。「大分、流れが変わったな・・・」的な印象を持たざるを得ない。投資家はいったんポジションを「売り」に傾け、「この下落がホンモノかどうか」見極める局面となる。
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