欧州株堅調でドル安・円安に ドル円は104円近辺に落ち着く=ロンドン為替概況
欧州株堅調でドル安・円安に ドル円は104円近辺に落ち着く=ロンドン為替概況
ロンドン市場は、ドル安・円安の動き。このあとのNY午後にはバイデン次期大統領が経済支援策について発表するが、東京午前には一部報道で2兆ドル規模だと報じられている。事前の想定よりも大規模だとして米債利回り上昇とともにドル買いが強まった経緯があった。しかし、ロンドン市場では流れが一転、ドル安方向に動いている。欧州株が総じて堅調に推移しており、クロス円の上昇とともにユーロドルなどが買われている。ユーロドルは1.21台後半と東京市場での下げを戻した。ポンドドルや豪ドル/ドルは1.36台後半、0.77台後半とこの日の高値を伸ばす動き。クロス円はユーロ円が126円台半ばへ、ポンド円は一時142円台乗せへ、豪ドル円は80円台後半へと高値を伸ばした。ただ、ポンド相場は神経質な動き。序盤の上昇をすぐに帳消しにしている。ドル円は東京市場で103円台後半から104.20近辺まで急伸したが、ロンドン市場では104円付近での取引に落ち着いている。バイデン氏に発表の前にはパウエルFRB総裁のイベント参加も予定されており、ロンドン午前は待ちの姿勢になっている。
ドル円は104円近辺での取引。東京午前にバイデン次期大統領の経済支援策が2兆ドル規模になるとの一部報道で米債利回りが急上昇、ドル円は103円台後半から104.20近辺まで上昇した。しかし、その後は買い一服。ロンドン市場では欧州株高となっているが、ドル円は104円ちょうど付近での揉み合いに終始している。
ユーロドルは1.21台後半での取引。東京午前には1.2170近辺から1.2130台まで下落したがその後は下げ一服。ロンドン序盤には再び下値を試すも東京安値と並ぶ水準で下げ止まる。その後は買い戻しが入り1.2160台と、東京市場での下げをほぼ解消している。ユーロ円は136円台前半での神経質な上下動からやや上抜けて高値を126.53レベルに伸ばした。対ポンドでは売りが先行も、きょうはすぐに値を戻している。2020年のドイツ年間GDPは前年比5%減だった。新型コロナの影響が色濃く出たが、事前予想5.2%減は上回っていた。独統計局によると第4四半期はおそらくゼロ成長だったとしている。伊政局不安で独伊債利回り格差が拡大傾向となっているが、ユーロ相場にはネガティブな動きはみられていない。
ポンドドルは1.36台半ばでの取引。東京市場では1.36台半ばから一時1.3617レベルまで下落したが、すぐに落ち着いた。その後、ロンドン朝方からはポンド買いが優勢になり1.3680レベルと本日の高値を更新。しかし、買いも続かず1.3640-60レベルに押し戻されている。ポンド円は一時142.24レベルに高値を伸ばしたが、その後は141.80台まで反落。上に往って来いとなっている。ユーロポンドも売りが先行して0.89台を割り込んだあとは、0.89台を回復。この日のポンド相場は方向性に欠ける動きとなっている。
minkabu PRESS編集部 松木秀明
ロンドン市場は、ドル安・円安の動き。このあとのNY午後にはバイデン次期大統領が経済支援策について発表するが、東京午前には一部報道で2兆ドル規模だと報じられている。事前の想定よりも大規模だとして米債利回り上昇とともにドル買いが強まった経緯があった。しかし、ロンドン市場では流れが一転、ドル安方向に動いている。欧州株が総じて堅調に推移しており、クロス円の上昇とともにユーロドルなどが買われている。ユーロドルは1.21台後半と東京市場での下げを戻した。ポンドドルや豪ドル/ドルは1.36台後半、0.77台後半とこの日の高値を伸ばす動き。クロス円はユーロ円が126円台半ばへ、ポンド円は一時142円台乗せへ、豪ドル円は80円台後半へと高値を伸ばした。ただ、ポンド相場は神経質な動き。序盤の上昇をすぐに帳消しにしている。ドル円は東京市場で103円台後半から104.20近辺まで急伸したが、ロンドン市場では104円付近での取引に落ち着いている。バイデン氏に発表の前にはパウエルFRB総裁のイベント参加も予定されており、ロンドン午前は待ちの姿勢になっている。
ドル円は104円近辺での取引。東京午前にバイデン次期大統領の経済支援策が2兆ドル規模になるとの一部報道で米債利回りが急上昇、ドル円は103円台後半から104.20近辺まで上昇した。しかし、その後は買い一服。ロンドン市場では欧州株高となっているが、ドル円は104円ちょうど付近での揉み合いに終始している。
ユーロドルは1.21台後半での取引。東京午前には1.2170近辺から1.2130台まで下落したがその後は下げ一服。ロンドン序盤には再び下値を試すも東京安値と並ぶ水準で下げ止まる。その後は買い戻しが入り1.2160台と、東京市場での下げをほぼ解消している。ユーロ円は136円台前半での神経質な上下動からやや上抜けて高値を126.53レベルに伸ばした。対ポンドでは売りが先行も、きょうはすぐに値を戻している。2020年のドイツ年間GDPは前年比5%減だった。新型コロナの影響が色濃く出たが、事前予想5.2%減は上回っていた。独統計局によると第4四半期はおそらくゼロ成長だったとしている。伊政局不安で独伊債利回り格差が拡大傾向となっているが、ユーロ相場にはネガティブな動きはみられていない。
ポンドドルは1.36台半ばでの取引。東京市場では1.36台半ばから一時1.3617レベルまで下落したが、すぐに落ち着いた。その後、ロンドン朝方からはポンド買いが優勢になり1.3680レベルと本日の高値を更新。しかし、買いも続かず1.3640-60レベルに押し戻されている。ポンド円は一時142.24レベルに高値を伸ばしたが、その後は141.80台まで反落。上に往って来いとなっている。ユーロポンドも売りが先行して0.89台を割り込んだあとは、0.89台を回復。この日のポンド相場は方向性に欠ける動きとなっている。
minkabu PRESS編集部 松木秀明
このニュースはみんかぶ(FX/為替)から転載しています。
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