佐鳥電機、非開示だった今期経常は28%増益、未定だった配当は14円減配

配信元:株探
投稿:2021/01/14 15:00
 佐鳥電機 <7420> が1月14日大引け後(15:00)に決算を発表。21年5月期第2四半期累計(6-11月)の連結経常利益は前年同期比24.0%減の3.1億円に減った。
 しかしながら、併せて非開示だった通期の業績予想は連結経常利益が前期比28.3%増の6.4億円に伸びる見通しを示した。

 会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した12-5月期(下期)の連結経常利益は前年同期比3.8倍の3.2億円に急拡大する計算になる。

 同時に、従来未定としていた今期の年間配当は24円(前期は38円)実施する方針とした。

 直近3ヵ月の実績である9-11月期(2Q)の連結経常利益は前年同期比7.0%増の3.8億円に伸び、売上営業利益率は前年同期の1.0%→1.4%に改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 2021年5月期の連結業績予想につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響を合理的に算定することが困難であることから未定としておりましたが、国内外の現在の経済状況および一定の事業活動の制限が継続することを前提として、当第2四半期連結累計期間の業績を踏まえ、現時点で入手可能な情報や予測等に基づき算定しましたので公表いたします。当社グループではグローバルネットワークを活用した新たなコア商材の創出・拡充、自社製品活用によるソリュ-ション事業の拡大等、成長戦略の着実な遂行とともに、本社管理機能等間接業務の効率化、組織体制の最適化など、収益構造改革を推進してまいります。

 当社は、配当政策を経営上の重要課題と位置づけ、株主への安定的かつ継続的な配当による株主還元と、財務体質の強化および今後の事業展開に備えるための内部留保をバランス良く実施していくことを基本とし、経営状況の見通し等を総合的に勘案の上、親会社株主に帰属する当期純利益に対する配当性向50%を目処として、業績に連動した配当を実施することを目標といたしております。未定としておりました期末配当予想につきましては、上記通期連結業績予想および配当政策を踏まえ、12円とさせていただきます。注)上記に記載した予想数値は、本資料の発表日現在において当社が入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は様々な要因により上記予想数値とは異なる可能性があります。
配信元: 株探

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