メディア５、今期最終を赤字拡大に下方修正、対純資産で49％の赤字

　メディアファイブ <3824> [福証Ｑ] が1月12日後場(14:30)に決算を発表。21年5月期第2四半期累計(6-11月)の連結最終損益は8100万円の赤字(前年同期は2400万円の赤字)に赤字幅が拡大し、従来の6100万円の赤字予想からも赤字幅を拡大して着地。
　併せて、通期の同損益を従来予想の4000万円の赤字→1億9200万円の赤字(前期は6700万円の赤字)に下方修正し、赤字幅が拡大する見通しとなった。赤字額は前期末の純資産を48.7％毀損する規模となった。

　会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した12-5月期(下期)の連結最終損益は1億1100万円の赤字(前年同期は4300万円の赤字)に赤字幅が拡大する計算になる。

　直近3ヵ月の実績である9-11月期(2Q)の連結最終損益は5700万円の赤字(前年同期は1100万円の赤字)に赤字幅が拡大し、売上営業損益率は前年同期の-4.0％→-14.0％に急悪化した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　国内においては新型コロナウイルス感染者が増加し、感染拡大について予断を許さない状況が続いております。また、世界的にも新型コロナウイルス感染症収束の見通しは未だ不透明であり、経済全体の規制及び自粛の影響が、引き続き大きなインパクトを与えると想定されています。　当社の主要事業でありますソリューション事業SESグループにおいては東京エリアに若干の回復の見込みがあるものの福岡エリアにつきましては依然として厳しい状況にあります。　組織変更及び人事異動によりソリューション事業SESグループ強化を図っておりますが、緩やかに回復するとしていた業績予想を現状の厳しい状況が継続するものとして通期業績予想を修正させていただきました。