CFTC(米商品先物取引委員会)は火曜日時点でのCME(シカゴ・マーカンタイル取引所)のビットコイン(BTC)先物の部門別ポジションを当週末に公表している。為替市場ではCFTCが公表している非商業部門(投機筋)ポジションがよく注目される。
1月5日時点でのCMEビットコイン先物ポジションは、非商業部門のショートポジションは先週同様の水準で推移した(CFTCより)。ポジションが過去平均に回帰し、5日時点での非報告部門による12,845枚(約22.2億ドル)の買い越しが過去平均(6,273枚、約10.9億ドル)まで縮小することを前提とすれば、ビットコイン価格には4,936ドルの下押し圧力が働くことになる(12日時点のビットコイン価格は34,604ドル)。
CMEのビットコインの先物ポジションを見た場合、非商業部門ポジションとビットコイン現物価格の相関係数は-0.6(2017年以降のデータ)とCME先物の建玉とビットコイン価格は連動性があるとは言いにくい。また、非商業部門ポジションをディーラー、アセットマネージャー、レバレッジ、その他という4つに細分化した場合、各部門とビットコイン価格との相関係数は、対アセットマネージャーが0.7、対その他が0.5と正の相関であるのに対して、対ディーラーが-0.4、対レバレッジが-0.8と負の相関となっている。これらのデータを見る限り、いずれも明確な相関関係は確認できない。
ただ、非商業部門、とくにウェートが大きいレバレッジ部門のポジションには市場関係者の関心が高い。レバレッジ部門の数字には、ヘッジファンドの売買が含まれているとの見方があるためだ。難しいビットコインの価格予想のファクターとして、レバレッジ部門の建玉をチェックしておくのも手と考える。
<RS>
1月5日時点でのCMEビットコイン先物ポジションは、非商業部門のショートポジションは先週同様の水準で推移した(CFTCより)。ポジションが過去平均に回帰し、5日時点での非報告部門による12,845枚(約22.2億ドル)の買い越しが過去平均(6,273枚、約10.9億ドル)まで縮小することを前提とすれば、ビットコイン価格には4,936ドルの下押し圧力が働くことになる(12日時点のビットコイン価格は34,604ドル)。
CMEのビットコインの先物ポジションを見た場合、非商業部門ポジションとビットコイン現物価格の相関係数は-0.6(2017年以降のデータ)とCME先物の建玉とビットコイン価格は連動性があるとは言いにくい。また、非商業部門ポジションをディーラー、アセットマネージャー、レバレッジ、その他という4つに細分化した場合、各部門とビットコイン価格との相関係数は、対アセットマネージャーが0.7、対その他が0.5と正の相関であるのに対して、対ディーラーが-0.4、対レバレッジが-0.8と負の相関となっている。これらのデータを見る限り、いずれも明確な相関関係は確認できない。
ただ、非商業部門、とくにウェートが大きいレバレッジ部門のポジションには市場関係者の関心が高い。レバレッジ部門の数字には、ヘッジファンドの売買が含まれているとの見方があるためだ。難しいビットコインの価格予想のファクターとして、レバレッジ部門の建玉をチェックしておくのも手と考える。
<RS>
最新人気記事
-
明日の株式相場に向けて=全面リバウンドでも嵐が続く半導体関連 04/22 17:00
-
「生成AI」が5位にランクイン、ソフトバンクが巨額投資で開発に本腰... 今日 12:20
-
三菱UFJや第一生命HDなど高い、植田発言受け早期の追加利上げへの... 04/22 11:27
-
「ディフェンシブ」が12位にランク、相場の不透明要因多く安全志向強... 04/22 12:20
-
明日の株式相場に向けて=渇望される米利下げと恐怖のアノマリー 今日 17:00
新着ニュース
新着ニュース一覧-
今日 20:22
-
今日 20:17
-
今日 20:12
-
今日 20:10