Googleトレンドからマーケットの旬を読む
*このコーナーはGoogleで多く検索されているワードから、経済の行方やマーケットの物色動向などを読み解く大石独自の目線を書くコラムです。
今年コロナウイルスをビジネス特需として伸びた企業と言えばGAFAM。検索ワードにも度々登場しました。
ですが何かとトラブルが多い印象もあり、実際はどうだったのかよくわからない方も居るはず。日本株の未来にも影響してくるテック企業の重要な動向。
みんかぶ読者の株式投資家さんには、表面だけでも頭に入れておいてほしい。という事で私流で簡単にまとめておきます。
【Google】
広告モデルなのでコロナはマイナスインパクト。一旦は上場以来初の減収に陥った。その後巣篭り需要でYoutube視聴率の伸びが広告収益を押し上げた事、不透明感が去り広告が戻った事、クラウド部門が過去最高に伸びた事などから即復活した。足元の問題はアメリカ司法省や10の州との訴訟の行方。
【Amazon】
2大セグメントのECとAWSが、背中から爆風を受ける形で成長ドライブがかかった。EC販売手数料・サブスク収益・AWS全てが大幅増収。株価も評価され年初来安値からは約2倍。足元の課題は人的リソースとコスト。18年3Qと20年3Qで従業員数は約2倍に膨れ上がっている。直近でFedExなどの物流セクターが見直されているのは、EC業界のエクスパンションからのコスト増の一連が背景にある。
【Facebook】
事業としては波風少なく堅調な成長を見せている。アクティブユーザーは巣篭り需要で昨対比約15%増加し、売上高も昨対比22%増。Gよりも強烈な広告モデルなのによくやるなぁと思っていたところにFTCからの訴訟。一度はOKが出たはずのInstagramとWhatsAppの買収に今となってまさかの問題あり!と釘を刺される。さらにほぼすべての州に睨まれる絶体絶命の状況での年越し。鬼メンタル出なければ「良いお年を」とはいかない。
【Apple】
個人的にジョブス氏亡き後一番イケイケなかじ取りをした一年だったと思う。
まずはファーウエイ対策と囁かれた激安モデルの販売。『iPhone SE(第2世代)』を4万円台でリリース。ブランド価値を高めてとにかく単価を上げていく戦略で成長してきた同社。掌で遊ばせている感があったこれまでと違い、無視できない存在になったという事なのか。
そして何といっても【インテルはずし】。これは本当にびっくりたまげました(笑)早速M1Airを導入しましたが速いのなんの。一部不具合も出てるようですが、まぁまぁそれも気にならないくらいサクサク。しかも安い!インテルmacで同じスペックなら倍はするでしょう。
足元の課題は5G戦争で覇権を握れるか?つまりファーウェイを完膚なきまでに突き放せるか?国を巻き込んだ一大抗争の行方にこうご期待。私見はあすなろ投資顧問コラムで追撃していきます。
今日はここまで。
続きは年明け一発目の次号で2021年1月2日9:00更新!
では!2021年も沢山の億トレさんが誕生しますように。良いお年を♪
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