株高でドル売り先行も、続かず ドル円104円台前半=ロンドン為替概況
株高でドル売り先行も、続かず ドル円104円台前半=ロンドン為替概況
ロンドン市場では、株高を受けてドル売りが先行も、その後は続かず。序盤はポンド買いが主導する形となり、ポンドドルが1.33台後半から一時1.34台に乗せている。ポンド円も139台後半へと上昇。新型コロナワクチンの開発が進展しており、米英などで年内の供給が開始することが期待された。また、ポンドにとっては今週中に貿易交渉が合意に至るとの期待もあったようだ。しかし、欧州株や米株先物が上げ幅を拡大するなかで、ドル売り続かず。ポンドドルは1.33台前半、ポンド円は139円台前半へと押し戻された。ユーロドルは1.19台後半で買いが先行も、上値も重く揉み合いに。ユーロ円は124円台後半でじり高も125円台には届いていない。ドル円は序盤に104.20割れまで下押しされたが、その後は104.40近辺はと買い戻されている。ユーロ圏や英国の製造業PMI確報値はいずれも速報値からは上方改定された。独雇用統計では失業者数が予想外に減少、失業率も低下した。ただ、指標に対する反応はあまりみられなかった。ドル安の流れには目立った変化はみられず、きょうは売買が交錯している印象。
ドル円は104円台前半での取引。東京市場でつけた104.46レベルを高値にロンドン序盤には104.18レベルまで下押しされた。しかし、欧州通貨の振幅につれて104.40近辺へと買い戻されている。欧州株や米株先物が堅調に推移しているが、ドル円相場は方向感に欠ける展開となっている。
ユーロドルは1.19台後半での取引。序盤はドル売りが先行。高値を1.1986レベルまで伸ばしたが、前日のように1.20台に乗せる勢いには欠けた。その後は1.19台後半で上げを消している。ユーロ円は東京市場で上昇した流れを受けて底堅く推移。ロンドン時間には高値を124.96レベルまで伸ばしている。シュナーベルECB理事は、12月理事会について、TLTROのデュレーション長期化やPEPPの期限の1年間延長などの検討を示唆したが、市場の過大な期待をけん制する発言もしており、ユーロ相場は反応しにくかった。ユーロ圏製造業PMI確報値は上方改定されたが、前回からは低下しており、これにも反応薄だった。
ポンドドルは1.33台前半での取引。序盤はドル売りの動きを主導。1.33台後半から一時1.3407レベルまで上伸した。しかし、大台は維持できずすぐに売りが入った。取引中盤にかけては1.3350割れへと反落している。ポンド円も上下動。序盤に139.80近辺まで買われたあとは、139.10台まで反落。上値が重くなっている。英製造業PMI確報値は速報値から上方改定され、前回からも水準を上げている。ただ、対ユーロでのポンド買いは続かずユーロ買いに押されている。マーティン・アイルランド首相が今週末までには英国との貿易交渉が合意に至ること望むと現地紙で述べたが、ポンド買いの動きは一時的にとどまった。
minkabu PRESS編集部 松木秀明
ロンドン市場では、株高を受けてドル売りが先行も、その後は続かず。序盤はポンド買いが主導する形となり、ポンドドルが1.33台後半から一時1.34台に乗せている。ポンド円も139台後半へと上昇。新型コロナワクチンの開発が進展しており、米英などで年内の供給が開始することが期待された。また、ポンドにとっては今週中に貿易交渉が合意に至るとの期待もあったようだ。しかし、欧州株や米株先物が上げ幅を拡大するなかで、ドル売り続かず。ポンドドルは1.33台前半、ポンド円は139円台前半へと押し戻された。ユーロドルは1.19台後半で買いが先行も、上値も重く揉み合いに。ユーロ円は124円台後半でじり高も125円台には届いていない。ドル円は序盤に104.20割れまで下押しされたが、その後は104.40近辺はと買い戻されている。ユーロ圏や英国の製造業PMI確報値はいずれも速報値からは上方改定された。独雇用統計では失業者数が予想外に減少、失業率も低下した。ただ、指標に対する反応はあまりみられなかった。ドル安の流れには目立った変化はみられず、きょうは売買が交錯している印象。
ドル円は104円台前半での取引。東京市場でつけた104.46レベルを高値にロンドン序盤には104.18レベルまで下押しされた。しかし、欧州通貨の振幅につれて104.40近辺へと買い戻されている。欧州株や米株先物が堅調に推移しているが、ドル円相場は方向感に欠ける展開となっている。
ユーロドルは1.19台後半での取引。序盤はドル売りが先行。高値を1.1986レベルまで伸ばしたが、前日のように1.20台に乗せる勢いには欠けた。その後は1.19台後半で上げを消している。ユーロ円は東京市場で上昇した流れを受けて底堅く推移。ロンドン時間には高値を124.96レベルまで伸ばしている。シュナーベルECB理事は、12月理事会について、TLTROのデュレーション長期化やPEPPの期限の1年間延長などの検討を示唆したが、市場の過大な期待をけん制する発言もしており、ユーロ相場は反応しにくかった。ユーロ圏製造業PMI確報値は上方改定されたが、前回からは低下しており、これにも反応薄だった。
ポンドドルは1.33台前半での取引。序盤はドル売りの動きを主導。1.33台後半から一時1.3407レベルまで上伸した。しかし、大台は維持できずすぐに売りが入った。取引中盤にかけては1.3350割れへと反落している。ポンド円も上下動。序盤に139.80近辺まで買われたあとは、139.10台まで反落。上値が重くなっている。英製造業PMI確報値は速報値から上方改定され、前回からも水準を上げている。ただ、対ユーロでのポンド買いは続かずユーロ買いに押されている。マーティン・アイルランド首相が今週末までには英国との貿易交渉が合意に至ること望むと現地紙で述べたが、ポンド買いの動きは一時的にとどまった。
minkabu PRESS編集部 松木秀明
このニュースはみんかぶ(FX/為替)から転載しています。
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