ドル円は戻り売り優勢 午後にFOMC議事録=NY為替

著者:MINKABU PRESS
投稿:2020/11/26 01:48
 きょうのNY為替市場でドル円は戻り売りがやや優勢となっており104円台前半まで下落する場面も見られた。今週のドル円は週初に突如買い戻しが強まり104円台を回復した。前日は株高・円安のフォローもあり104.75円近辺まで上昇したが、そこで上値を止められている。心理的節目の105円台回復を試す雰囲気まではないようで、きょうは戻り売りが出ているようだ。

 今週の動きは明日からの感謝祭休暇を前にしたポジション調整との見方も多い。市場ではドル安観測が根強い中で、ドル買いのフォローがなく、株高・円安だけではドル円の上値には限界があると見ているのかもしれない。

 きょうは午後に11月開催分のFOMC議事録の公表が予定されている。11月FOMCは特に大きな変更もなかったが、市場では12月FOMCでの追加緩和策への期待は根強い。現在実施している月800億ドルの国債購入の規模拡大まではないものと見られているが、購入する米国債の年限をより長期ゾーンにシフトするとの観測も出ているようだ。きょうの議事録でその辺のヒントが何か出るか注目される。

USD/JPY 104.38

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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