海運株が断トツ人気、グローバル景気回復と米中摩擦緩和期待で見直し買い◇
海運株の物色人気が鮮明。業種別値上がり率で一時5%を超え、東証1部33業種中で断トツとなっている。特に日本郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>、川崎汽船<9107.T>の大手3社への買いが顕著となっている。米国株市場ではワクチン開発期待を背景に、景気敏感株への物色ニーズが旺盛だが、グローバル景気に左右されやすい海運セクターは見直し人気に乗りやすい。また、バイデン新政権に移行した場合、米中摩擦は緩和の方向となる可能性が高いとみられており、ばら積み船市況など中国経済と連動性の高い海運セクターにとっては追い風環境が意識される。郵船や商船三井など低PBR銘柄が多いこともバリュー株シフトの側面で有利に働いている。
(注)タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。
出所:MINKABU PRESS
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