ユーロ週間見通し:もみ合いか、11月製造業PMIなどが手掛かり材料に

配信元:フィスコ
投稿:2020/11/21 14:22
■やや強含み、ドイツ政府が自動車産業を支援

今週のユーロ・ドルは、やや強含み。欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁が、新型コロナワクチン開発が前進しても「ECBは手段を再修正する用意がある」と、12月の追加緩和の可能性を再表明したことをユーロ売りが優勢となった。しかしながら、ドイツ政府がパンデミック対策の一環で30億ユーロ規模の自動車産業支援を発表したことから、週末前にユーロ売りは縮小した。取引レンジ:1.1814ドル-1.1894ドル。

■欧米におけるウイルス感染拡大を意識した値動きに

来週のユーロ・ドルは、上げ渋りか。米国における新型コロナウイルスまん延で経済制限強化による景気減速が見込まれ、目先的にリスク回避的なユーロ売りは抑制されるとの見方が多いようだ。ただし、欧州でもウイルス感染の拡大は深刻化しており、景気の下振れ圧力を警戒したユーロ売り・米ドル買いがやや強まる可能性も残されている。

予想レンジ:1.1750ドル−1.1950ドル

■弱含み、ウイルス感染拡大を警戒

今週のユーロ・円は弱含み。新型コロナウイルス感染症のワクチン開発進展を好感してリスク選好的なユーロ買い・円売りが先行した。欧米諸国におけるウイルス感染拡大を警戒してリスク回避的なユーロ売り・円買いが優勢となる場面があったが、民主党と共和党の追加経済対策の交渉再開で合意したことから、リスク回避的なユーロ売りは週末前に一服した。取引レンジ:122円85銭−124円44銭。

■もみ合いか、11月製造業PMIなどが手掛かり材料に

来週のユーロ・円は、もみ合いか。欧州での新型コロナウイルスまん延が深刻化するなか、主要国は制限措置の強化に乗り出している。ユーロ圏の製造業やサービス業のPMIなど経済指標が手掛かり材料となりそうだ。市場予想を下回った場合、ユーロの上値は重くなりそうだが、ワクチン開発期待で欧米株式が強い動きを見せた場合、リスク回避のユーロ売り・円買いは抑制される見込み。

○発表予定のユーロ圏主要経済指標・注目イベント
・23日:マークイット11月製造業購買担当者景気指数(10月:54.8)
・23日:マークイット11月サービス業購買担当者景気指数(10月:46.9)

予想レンジ:122円00銭−124円50銭


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