スカパーJが大幅3日続伸、コスト構造の見直しが進み21年3月期営業利益予想を上方修正

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2020/11/05 09:16
スカパーJが大幅3日続伸、コスト構造の見直しが進み21年3月期営業利益予想を上方修正  スカパーJSATホールディングス<9412.T>が大幅高で3日続伸している。4日の取引終了後、21年3月期の連結業績予想について、営業利益を120億円から160億円(前期比4.8%増)へ、純利益を80億円から110億円(同8.5%減)へ上方修正したことが好感されている。

 メディア事業で、大型イベントの中止などにより収益減少が見込まれることから、売上高は1400億円から1390億円(同0.4%減)へ下方修正したが、メディア事業における減収に伴う費用の減少とコスト構造の見直しが進んでいることが利益を押し上げる。また、宇宙事業で航空機内Wi-Fi需要を中心に保守的に見込んでいた衛星回線利用に伴う収益が改善する見通しのほか、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う運営コストの低減や一部の先行費用の発生延期などによる費用の減少が見込まれるという。

 なお、同時に発表した第2四半期累計(4~9月)決算は、売上高697億7300万円(前年同期比0.7%増)、営業利益111億1600万円(同33.4%増)、純利益78億6500万円(同32.3%増)だった。

出所:MINKABU PRESS
配信元: みんかぶ

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