ドル円・クロス円はやや強含み、日銀会合前にポジション調整=東京為替前場概況

著者:MINKABU PRESS
投稿:2020/10/29 11:54
 東京外為市場中盤、ドル円、クロス円ともにやや強含みの様相。前日は世界的な株価の軟調推移を背景にドル円とクロス円が売られたが、オセアニア市場でその流れが一服し、東京市場ではショートカバーが優勢となっている。日銀金融政策決定会合の結果公表や黒田総裁の会見を控えた、ポジション調整の動きもあるもよう。

 豪ドル円は73.84円近辺まで上昇し、前日の欧州市場における高値水準を回復。クロス円全般の強含みに加え、午前9時30分発表の豪7ー9月期NAB企業信頼感指数が-10となり、4ー6月期の-15から改善したことが好感されたようだ。

 NZドル円は一時69.53円付近まで上昇も、他のクロス円に比べると上値は重い。午前9時発表のニュージーランド10月ANZ企業景況感・確報値は-15.7となり、速報値の-14.5よりも悪化したことが影響しているもよう。

 日経平均株価は4日続落。前引けでは前営業日比156.53円安の2万3261.98円となった。
 
 午前11時40分現在では、ドル円は1ドル=104.45円、ユーロドルは1ユーロ=1.1755ドル、ユーロ円は1ユーロ=122.78円、ポンド円は1ポンド=135.71円、豪ドル円は1豪ドル=73.73円、NZドル円は1NZドル=69.38円、スイス円は1スイスフラン=114.75円、カナダ円は1カナダドル=78.50円付近で推移している。
 
MINKABU PRESS

このニュースはみんかぶ(FX/為替)から転載しています。

配信元: みんかぶ(FX/為替)