フコク、今期経常を一転黒字に上方修正、配当も5円増額

配信元:株探
投稿:2020/10/28 16:00
 フコク <5185> が10月28日大引け後(16:00)に業績・配当修正を発表。21年3月期の連結経常損益を従来予想の8億円の赤字→6億円の黒字(前期は9.7億円の黒字)に上方修正し、一転して黒字に浮上する見通しとなった。
 同時に、4-9月期(上期)の連結経常損益も従来予想の9億円の赤字→5.2億円の赤字(前年同期は7.4億円の黒字)に上方修正し、赤字幅が縮小する見通しとなった。

 業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の5円→10円(前期は20円)に大幅増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  当第2四半期連結累計期間の連結業績予想につきましては、新型コロナウイルス感染拡大の影響が色濃く残る地域もあるものの、中国等における経済活動の再開に伴い、前回予想時の想定を上回る速度で受注が回復しており、連結売上高は前回予想数値を14億円上回る284億円の見込みとなりました。営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益のいずれにおいても、赤字ではありますが前回予想より3億円以上の大幅な改善となりました。前年度より体質改善に取り掛かり、新型コロナウイルス感染症拡大による売上減対策として、損益分岐点売上高を引き下げるべく、生産工程の合理化、多能工化、間接業務の効率化、人員配置の適正化等、あらゆる改善活動に全社一丸となって取り組んだ成果が現れて参りました。 通期の連結業績予想につきましても、当社主要顧客である自動車産業をはじめとする受注復調傾向は変わらず、連結売上高は前回予想を50億円上回る予想となっております。損益面でも上期の体質改善が奏功し、営業利益、経常利益及び親会社株主に帰属する当期純利益は、前回予想の赤字から黒字へ転換する見込みとなりました。 以上の理由により、上記のとおり連結業績予想を修正いたします。

  2021年3月期の期末配当予想につきましては、連結業績の回復を反映し、前回予想の1株当たり5円から引き上げ、10円といたします。中間配当予想につきましては、前回予想と変更ございません。*上記の予想は、現時点で入手可能な情報に基づいており、リスクや不確実性を含み、当社としてその実現を約束する趣旨のものではありません。実際の業績は様々な要因により大きく異なる可能性があります。
配信元: 株探

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