日進工具、上期経常を56%上方修正、未定だった配当は20円減配

配信元:株探
投稿:2020/10/28 15:30
 日進工具 <6157> が10月28日大引け後(15:30)に業績・配当修正を発表。21年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益を従来予想の2.8億円→4.4億円(前年同期は12.6億円)に55.8%上方修正し、減益率が77.5%減→64.9%減に縮小する見通しとなった。
 ただ、非開示だった21年3月期の業績予想は連結経常利益が前期比54.1%減の10.2億円に落ち込む見通しと発表した。

 同時に、従来未定としていた今期の年間配当は25円(前期は45円)実施する方針とした。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  新型コロナウイルス感染症の再拡大が懸念されるなか、ユーザー企業における稼働率の低下やそれに伴う流通商社における在庫の縮小に加え、当社グループ自体の在庫削減と生産抑制を前提に第2四半期(累計)連結業績予想を7月31日に公表いたしましたが、生産水準が想定を若干上回ったほか、製造原価や販売管理費におけるコスト削減により、利益面におきまして当該予想を上回る見通しとなりましたため、業績予想を修正いたします。 また、未定としておりました通期業績予想につきましては、5G対応スマートフォンの拡大等が期待される一方、新型コロナウイルスの感染再拡大が懸念されるなか消費や経済が停滞する可能性が高いことに加え、米中対立の激化に伴う世界貿易への影響も世界経済に悪影響を及ぼし、5月のような急激な落ち込みは無いにしても、製造業全体としては当面厳しい状態が続き、工具需要も回復が遅れるものと想定しております。このような環境のなか当社グループでは、コーティングを改良した新製品の販売拡大を図るとともに、更なる新製品の開発を進めてまいります。 以上により、通期連結業績予想につきましては、連結売上高7,410百万円(前期比22.3%減)、営業利益850百万円(同61.7%減)、経常利益1,025百万円(同54.1%減)、親会社株主に帰属する当期純利益700百万円(54.7%減)を見込んでおります。 なお、個別業績予想に関しましても、上記と同様の理由によるものであり、通期業績予想につきましては、売上高6,350百万円(前期比22.7%減)、経常利益1,050百万円(同46.1%減)、当期純利益730百万円(同48.1%減)を見込んでおります。※上記の業績予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報及び将来の業績に影響を与える不確実な要因に係る本資料発表日現在における仮定を前提としております。実際の業績は、今後様々な要因によって大きく異なる結果となる可能性があります。

  配当につきましては、安定性・継続性に配慮しつつ、業績動向や配当性向等を総合的に勘案して行うこととしておりますことから、1株当たり中間配当金は2020年7月31日に公表いたしました10円を予定させていただきます。また、未定としておりました期末配当金につきましては、通期の業績見通しに鑑み、1株当たり15円を予定させていただきます。
配信元: 株探

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