日本乾溜工、前期経常を一転2％増益に上方修正・最高益、配当も2円増額

　日本乾溜工業 <1771> [福証] が10月28日大引け後(15:30)に業績・配当修正を発表。20年9月期の連結経常利益を従来予想の7億4000万円→9億5000万円(前の期は9億2900万円)に28.4％上方修正し、一転して2.3％増益を見込み、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した4-9月期(下期)の連結経常損益も従来予想の8100万円の赤字→1億2900万円の黒字(前年同期は1億1100万円の黒字)に増額し、一転して黒字に浮上し、16.2％増益計算になる。

　業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の8円→10円(前の期は9円)に増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　売上高につきましては、新規受注工事を含む手持工事の進捗が想定以上に進んだことから、前回予想を上回る見込みであります。　利益面につきましては、売上高が増加したことに加え、工事において原価管理や工程管理の徹底ができたことにより収益性が向上し、売上総利益が増加したことから、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益が前回予想を上回る見込みであります。

　　当社は、株主の皆様への利益還元を経営の最重要課題と認識しており、安定的な経営基盤の確保に努め、株主配当につきましても、安定的に継続することを基本方針としております。　この方針をもとに2020年9月期の業績予想を踏まえ、2020年9月期の期末配当金につきましては、１株当たり８円から１０円に増配することといたしました。※上記の予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づいて作成したものであり、実際の業績は今後発生する様々な要因により予想数値と異なる場合があります。