日本マイクロニクス(6871)米インテル決算で反落の半導体関連株に押し目買いチャンス◆あすなろ投資顧問 加藤あきら◆

著者:加藤あきら
投稿:2020/10/26 08:37

米インテル決算で反落の半導体関連株に押し目買いチャンス

【事業内容】
 半導体ウエハーの計測機器であるプローブカードを中心に、半導体検査装置のテスタやソケットなどを手掛ける。光学ディスプレーといったFPD関連製品のほか2次電池開発も行っており、不振が目立っていたFPD関連市場においてもディスプレイの回復に加えてOLED(有機EL)国内生産が本格化する動きも出始めている。

【業績面】
 業績面においては8/11に第3Q決算を発表、売上高は11.4%増収、営業利益は12.7%減益だったが、4-6月期で四半期業績は大きく改善。コロナ禍におけるテレワーク、巣ごもりのニューノーマル様式でのサーバー需要増からDRAM/NAND向けプローブカードの拡大が業績回復への期待感にもつながる。

【株価動向】
 株価は3/23安値632円を起点にリバウンド基調にあり、上記決算材料を消化して一段高の動きとなった。アフターコロナで半導体需要が増加する流れから再び脚光を浴びて、7月には戻り高値1298円をつける場面もみられている。7月以降は半導体株全般に調整売り圧力が生じていたが、徐々に見直し買いの機運も出始めており、目先の決算シーズンで再び注目が集まるとともに見直し買いにつながっていくとみる。直近で米インテルが決算売りにあったことで下値をテストしているが、ここは押し目買い好機と捉えるべきだろう。

配信元: 達人の予想

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