出来高に注目。
同社の2020年11月期第3四半期の連結決算は経常利益が0.28億円と前年同期比は1.63億円の損失であったがプラスに転じての着地となった。
国内事業においては、不採算事業の縮小、販売及び生産拠点・本社機能の集約と縮小など事業体制のスリム化を進めることで改善を図り、事業体制のスリム化を進めたことによる製造経費削減及び人件費等の経費節減効果により増益となった。
今後の成長が見込まれる海外事業は、ベトナム等の東南アジア諸国のみならず、東アフリカ諸国や中東湾岸諸国にも販路を拡げることで、売上・利益の拡大を進めている。
菅義偉首相が就任後初の外国訪問先としてベトナムを選んだことから今後においてこの国に注力することも予想され同社にとっても追い風となりそうだ。
株価は決算発表を受けて一旦利益確定の売りに押されたものの、直ぐに買い直す動きが優勢となり決算発表前の水準まで戻し直近高値を更新して来る場面もあった。
月足チャートはこれまで頭を押さえていた2年線を明確に上抜けて、また下降基調が続いていた1年線も上昇に転じるなど好転サインが出ている。
更に今年の月ベースの出来高は例年の2倍から3倍近くとなっていることからも同社を手掛けるファンドの存在もありそうだ。
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