【注目】業績上方修正で反動高が期待できる銘柄など◆あすなろ投資顧問 加藤あきら◆

著者:加藤あきら
投稿:2020/10/21 12:00

◆ツクイスタッフ

 介護・医療に特化した人材サービス事業を展開。昨日引け後に第2四半期業績の上方修正を発表。経常利益を従来予想の2400万円から7100万円(前年同期は1億8800万円)に3倍上方修正し、減益率が87.2%減から62.2%減に縮小する見通しとなった。通期の業績予想については据え置いているが、株価の反動高と下値の堅い展開はしばし続くと見る。

◆サイバーエージェント

 ネット広告事業やゲーム事業を展開。ネットテレビ「AbemaTV」の配信も。7月発表の第3四半期決算時点で経常利益が通期計画の94%を達成しており、来週発表の決算に期待する買いが入り始めている。AbemaTVは動画配信事業の顧客獲得競争が激化しているため厳しい状況だが、年内100万人の会社目標の進捗具合では上値追いも期待できそうだ。

◆ズーム

 音楽制作や配信に必須の電子機器の開発・販売を手掛けている。近年はYouTubeなどの動画配信サイトの需要が拡大傾向にあり、ここでミュージシャンや映像クリエイター向けなどのニッチ市場に特化した同社には商機あり。今月末には新鮮品として、最大6人分のポッドキャスト収録およびオーディオ編集が行える、ポッドキャスターのためのワークステーション「PodTrak P8」を発売する。チャートは高値圏にあるが、先週から今週にかけて日足25日線に向けて下押ししたおかげで上値追いの確率が高まったと言える。

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配信元: 達人の予想