このあとミシガン大消費者信頼感指数 今回は改善の動きが一服か=NY為替

著者:MINKABU PRESS
投稿:2020/10/16 22:52
 ドル円は105円台前半での推移が続いている。このあと日本時間23時に10月調査分のミシガン大消費者信頼感指数速報値が発表される。予想のコンセンサスは80.5と、前回とほぼ変わらずの水準が見込まれている。前回まで3ヵ月連続で消費者のセンチメントは改善していたが、今回はその動きが一服するものと見られているようだ。

 第1回目の大統領選討論会を含む、いくつかの要因が消費者心理の改善にブレーキをかけたと考えられている。大統領が新型ウイルスに感染したほか、米追加経済対策も与野党の協議が難航しており、大統領選前までの合意がほぼ不可能になっているうえ、年内もどうかといった情勢となっている。それらは特に、低所得世帯のセンチメントに大きな打撃を与えている可能性がある。前回9月も低所得世帯は所得減と失業に直面していた。

 また、製薬会社がワクチン開発の臨床試験を一時中断している中で、早期開発への期待も後退しており、消費者心理を圧迫している可能性もありそうだ。

 ミシガン大学消費者信頼感指数は500件のサンプルによるアンケート調査をもとに算出されるが、速報段階では300件の調査をもとに発表される。 

ミシガン大学消費者信頼感指数・速報値(10月)23:00
予想 80.5 前回 80.4

USD/JPY 105.33 EUR/USD 1.1731

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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