【買い】ｓａｎｔｅｃ（6777）

５Ｇ関連として注目。

同社は光通信用デバイスと光測定器の製造販売を手掛けるが、5G基地局関連では北米向けを中心に独自技術を駆使した光パワーモニター、光フィルターなどの部品が好調に推移し収益を押し上げており、また、中国向け光測定器も大幅な伸びを示している。

世界の5G関連投資は2030年にはおよそ170兆円規模に拡大するとも試算されており、5G普及に伴う通信トラフィック量の増加は同社製品にも強い追い風となることが予想される。

２０年４～６月期は営業利益が前年同期比２．３倍の５億５１００万円と急拡大。

２１年３月期通期見通しも従来予想の９億５０００万円から１１億円（前期比１８％増）に増額しているが、なお保守的という見方が強い。

株価は業績の好調さを背景に高値圏での推移が続いており30日の決算発表に期待した買いが継続していると思われる。

先週には年初来高値を更新して来ているが、ここから上に抜けて来ると青天井の展開が強まり、上値の目途は2002年上場時の寄り付き値段3200円となりそうだ。