◎〔週間外為見通し〕ドル円、相対的に買われる円=三菱UFJ銀・内田氏☆2

配信元:時事通信社
投稿:2020/10/16 15:13
 10月6日時点で、投機筋のドルショートは概ね解消。選挙接近に伴う手仕舞い(=ドルの買戻し)は一服している。その上で経常赤字、低金利、ドル余剰(気味)と下落要素が揃うドルが対円で上昇するハードルは高く、寧ろ一段安への警戒が必要だろう。実際、先週と同程度の日米金利差が開いていた6月上旬の108円〜109円台に比べ、足元のドル円は水準を大きく切り下げている。選挙を控え、大きな値幅は見込みにくいが、依然ドル円のリスクは下方向だろう。
 来週はトランプ、バイデン両氏のテレビ討論会に注目だ。第2回が中止され、劣勢に立つトランプ氏は、必死の巻き返しを図ろう。トランプ氏は、バイデン氏の失言や激高する様を全国ネットのテレビに映し出したいはずだ。意図的にバイデン氏を激しく罵ったり、挑発すると見込まれ、第1回にも増して激しい舌戦が見込まれる。バイデン氏が比較的、冷静さを保てば再びトリプルブルーが意識されやすい。リスクセンチメントの改善により、ドル円はやや上昇しそうだ。一方、トランプ氏が巻き返せば、選挙結果がさらに読みにくくなる。さすがにトリプルレッドの可能性は低いとみられており、市場は議会との捻じれが残る可能性を嫌気しそうだ。財政出動に代わる金融緩和の出番も意識されやすく、米国債の利回り低下がドル円を下押ししよう。
 来週発表される米国の経済指標のうち、住宅関連の指標は、長期住宅ローン金利の低下を追い風に引き続き堅調な結果となりそうだ。一方、PMI指数のうち、サービス業は8月にピークアウト。製造業も改善ペースが鈍化している。仮にどちらも予想を下回った場合、選挙結果の不確実性と相まって、米経済の改善期待が水をさされかねず、ドル円は下押し圧力を受けそうだ。総じてみれば、来週もドル円の上値は重いとみられ、やや軟調に推移する場面もみられよう。
【ドル円予想レンジ】104円00銭〜105円80銭
(MUFG FX Weekly2020/10/16より転載)
[時事通信社]
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