◎〔週間見通し〕WTI、レンジ相場継続か=東海東京調査センター・中村氏

配信元:時事通信社
投稿:2020/10/16 13:11
 中村貴司・東海東京調査センターシニアストラテジスト=来週のニューヨーク原油(WTI)先物相場は、現行水準の40ドルを挟んだ狭いレンジ相場が続くとみている。40ドル超では損益分岐点を超えた米国のシェールオイルの現物売りが誘発されるため、レンジ上限を突破するのは容易ではないだろう。
 一方、欧州やインドで新型コロナウイルスの感染が再拡大しており、需要サイドは弱い。今のところ、産油国でつくる「石油輸出国機構(OPEC)プラス」による協調減産が下値を支えているが、枠組みから外れているリビアの生産再開によって下振れリスクが台頭している。
 主要産油国のサウジアラビアが、来年1月の協調減産緩和の延期を検討していると報じられており、足元では、これが売りに歯止めをかけている。来週19日に開催される「OPECプラス」の共同閣僚監視委員会(JMMC)でも議論される見通しだ。しかし、サウジは夏以降、数回にわたって発言のみで相場を持ち上げた経緯があり、市場参加者も見透かし始めている。可能性は低いが、協調減産の方向性次第では、9月8日に付けた前回安値に近い36ドル近辺まで下落することも考えられる。
 WTIと相関性が高い米国株は、11月3日の大統領選に向けた経済対策で上昇するとの見方が根強い。ただ、株価釣り上げがうまくいかない場合、トランプ陣営が株価を下げて人質に取る選択肢もある。過度に期待すべきではないだろう。(了)
[時事通信社]
配信元: 時事通信社
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