米外為市場サマリー:対ユーロでのドル買い波及で105円40銭台に上昇

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2020/10/16 08:08
米外為市場サマリー:対ユーロでのドル買い波及で105円40銭台に上昇  15日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=105円45銭前後と前日に比べ30銭弱のドル高・円安。ユーロは、1ユーロ=123円45銭前後と同8銭程度のユーロ安・円高だった。
 
 欧州で新型コロナウイルスの新規感染者が増加傾向にあるなか、フランスや英国で行動規制が再び強化され始めたことで世界経済に対する先行き不透明感が台頭。ユーロ売り・ドル買いが優勢となり、つれて対円でもドルが買われた。また、この日に発表された前週分の米新規失業保険申請件数が89万8000件と市場予想(82万5000件程度)よりも増えたことや、10月のニューヨーク連銀製造業景気指数が10.5と市場予想(15.0程度)を下回ったことで流動性確保を目的としたドル需要も高まり、一時105円49銭まで上昇した。ただ、前日の高値105円52銭が意識されると、やや上値が重くなった。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1708ドル前後と前日に比べ0.0040ドル弱のユーロ安・ドル高だった。


出所:MINKABU PRESS
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