米7月S&P住宅価格指数/8月卸売在庫/前渡商品貿易収支、ドルじり高

配信元:フィスコ
投稿:2020/09/29 22:19


7月S&PコアロジックCS20都市住宅価格指数は前年比+3.95%となった。伸びは、6月+3.46%から予想以上となり2018年12月来で最大。

事前に米商務省が発表した8月卸売在庫速報値は前月比+0.5%と、予想外に4月来のプラスと昨年4月以降1年半ぶり最大となった。小売り在庫は前月比+0.8%。伸びは7月の+1.2%から予想以上に鈍化した。また、8月前渡商品貿易収支は‐829億ドル。赤字幅は7月801億ドルから予想以上に拡大し1989年に統計開始以降最大を記録し、7−9月期国内総生産(GDP)の成長を抑制することになる。

予想を上回った住宅価格指数や卸売り在庫の結果を好感しドルが堅調に推移。ドル・円は105円60銭から105円68銭へ強含み推移、ユーロ・ドルは1.1710ドルから1.1693ドルまで弱含んだ。

【経済指標】
・米・7月S&PコアロジックCS20都市住宅価格指数:前年比+3.95%(予想:+3.60%、6月:+3.46%)
・米・8月卸売在庫速報値:前月比+0.5%(予想:-0.1%、7月:−0.1%←-0.3%)
・米・8月前渡商品貿易収支:‐829億ドル(予想‐818億ドル、7月‐801億ドル←—793億ドル)


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