米国株見通し:伸び悩みか、大統領候補者討論会に思惑

配信元:フィスコ
投稿:2020/09/28 15:54
(15時30分現在)
S&P500先物      3,309.50(+22.25)
ナスダック100先物  11,202.25(+65.75)


グローベックス米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は堅調、NYダウ先物は200ドル高。アジアや欧州の株高が波及するとみられ、今晩の米株式市場は買い先行となりそうだ。


25日の取引で主要3指数は続伸。ダウは300ドル超高で27000ドル台を回復した。序盤は欧州での新型コロナウイルスの感染再拡大が警戒されるなか、国内経済への悪影響を懸念した売りが先行。また、追加経済対策に関する与野党協議は進展がみられず、売りを誘発する要因に。この日発表された耐久財受注が想定ほど改善しなかったことも嫌気された。ただ、足元の調整で割安感の生じたハイテク株への買戻しが相場をけん引し、指数は上昇に転じている。


本日も上昇基調の継続が期待される。前週はやや不安定な値動きとなったが、値ごろ感のある銘柄への買戻しで株高基調は維持される見通し。ただ、今晩は具体的な材料が乏しく、指数の上昇は小幅にとどまろう。トランプ大統領は連邦最高裁のリベラル派判事の死去に伴う人事で保守派を指名し、追加経済対策の審議への影響からまとまった買いは抑制されそうだ。一方、29日の大統領選候補者討論会は、民主党候補のバイデン前副大統領の左派的な政策が観測され、株高を抑える要因として意識される。



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配信元: フィスコ