ダウ平均が急落 感染再拡大でリスク回避の雰囲気強まる 銀行株下落=米国株序盤

著者:MINKABU PRESS
投稿:2020/09/22 00:27
NY株式21日(NY時間11:16)
ダウ平均   26794.70(-862.72 -3.09%)
ナスダック   10574.24(-219.04 -2.01%)
CME日経平均先物 22610(大証終比:-610 -2.64%)

 きょうのNY株式市場でダウ平均は急落。取引開始直後から売りが先行し、ダウ平均は800ドル超の下げとなっている。米国で中西部を中心に再び感染者の拡大傾向が見られており、制限措置を再導入した州も出ている。再び都市封鎖が実施されるのではとの警戒感も出る中、市場はリスク回避の雰囲気を強めている。

 9月末が接近する中で、そろそろ株式市場も7-9月期の決算を意識し始めている。再び感染が広がり、経済活動に制限が出るようであれば、ネガティブな内容になるのではとの不安も出ているようだ。

 11月の米大統領選が接近する中で不透明感が強く、追加経済対策も進展が見られていない。さらにFRBは低金利の長期化は強調しているものの、追加の緩和策については具体的に打ち出す気配を見せてない。ワクチン開発もなお不透明な中で、潜在化していた様々な問題に、市場は新ためて注視し始めているとの声も聞かれる。

 ほぼ全面安の中で、きょうは銀行株の下げが目立っている。国際調査報道ジャーナリスト連合(ICIJ)が新たな調査報告で、JPモルガンやドイツ銀行など複数のグローバル銀行が過去20年間に、米当局からペナルティーを科せられた後も「強力で危険なプレーヤーから利益を上げ続けていた」と指摘した。1999年から2017年までの間に合計2兆ドル余りの取引が特定されており、金融機関内部のコンプライアンス担当者からマネーロンダリングや犯罪行為の可能性があると警告されていた取引だという。

JPモルガン 94.16(-4.19 -4.26%)
バンカメ 24.22(-0.99 -3.93%)
シティグループ 43.70(-1.17 -2.60%)
ウェルズ・ファーゴ 23.92(-1.22 -4.83%)

アルファベット(C) 1414.46(-45.53 -3.12%)
フェイスブック 245.92(-6.61 -2.62%)
ネットフリックス 472.03(+2.07 +0.44%)
テスラ 428.72(-13.43 -3.04%)
アマゾン 2891.03(-63.88 -2.16%)
エヌビディア 481.52(-6.05 -1.24%)
ツイッター 39.53(-0.62 -1.54%)

ダウ採用銘柄
J&J 145.01(-4.17 -2.83%)
P&G 135.41(-1.96 -1.43%)
ダウ・インク 48.08(-2.29 -4.49%)
ボーイング 155.11(-6.03 -3.60%) 
キャタピラー  145.98(-6.41 -4.17%) 
ハネウェル  159.21(-9.49 -5.57%) 
ビザ 196.26(-6.35 -3.09%) 
ナイキ 113.18(-1.48 -1.27%)
ウォルグリーン 36.23(-0.71 -1.91%) 
3M 160.50(-9.05 -5.25%) 
セールスフォース  238.35(-4.43 -1.81%) 
シェブロン 74.88(-3.33 -4.23%) 
コカコーラ 48.84(-1.61 -3.18%) 
ディズニー 124.16(-4.47 -3.43%) 
マクドナルド 214.64(-5.63 -2.53%) 
ウォルマート 136.33(+1.04 +0.76%)
ホームデポ 267.22(-7.97 -2.85%)
JPモルガン 94.23(-4.13 -4.19%)
トラベラーズ  108.31(-3.30 -2.93%)
ゴールドマン  188.22(-6.64 -3.41%)
アメックス 96.79(-6.65 -6.35%) 
ユナイテッドヘルス 293.56(-14.46 -4.74%)
IBM 119.10(-3.66 -2.93%)
アップル  105.30(-1.54 -1.40%)
ベライゾン 59.44(-0.91 -1.50%)
マイクロソフト  197.56(-2.83 -1.39%)
インテル 49.12(-0.77 -1.53%)
アムジェン 239.63(-8.07 -3.25%)
メルク 82.52(-3.29 -3.84%)
シスコシステムズ 39.05(-0.76 -1.88%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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