ミシガン大指数は好結果も反応は鈍い＝ＮＹ為替速報

　日本時間２３時に発表になった９月調査のミシガン大消費者信頼感指数速報値は７８．９と予想を上回る内容となった。市場では若干の上昇に留まるとみられていた。

　米消費者のセンチメントに大きく影響する雇用は回復傾向が続いているものの、失業率は依然として高水準で、米追加経済対策も議会の協議が難航している。そのような中で、同指数は４月を底に戻り歩調にはあるものの、ここに来て回復の度合いは鈍化しているものと見られていた。しかし、今回の結果はセンチメント改善が持続していることを示している。現況および先行指数も予想を上回る内容となった。

　好結果とは思われるものの、為替市場の反応は鈍い。若干のドル買いこそ見られているものの、ＦＲＢの低金利長期化スタンスまでは変化はないとの見方から反応は限定的となっているのかもしれない。

　ドル円は１０４．４０円付近、ユーロドルは１．１８３５ドル付近での推移となっている。

USD/JPY　104.40　EUR/USD　1.1835

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美