【注目】大口資金の買いを呼び込み秋のバイオ相場が意識される銘柄など◆あすなろ投資顧問 加藤あきら◆

著者:加藤あきら
投稿:2020/09/16 12:00

◆サンバイオ

 再生細胞治療薬を開発するバイオベンチャー。先日は再生細胞医薬品「SB623」の慢性期脳梗塞を対象とした米国フェーズ2b臨床試験で良好な追加解析結果が出たため、次のステップに進み臨床試験の準備を開始するとのこと。昨日よりデイトレーダーや大口資金の買いを呼び込み急伸し、秋のバイオ相場が意識される展開となっている。押し目を監視。

◆テックファームホールディングス

 携帯アプリやシステム開発、カジノ施設向け電子決済などを手掛ける。傘下のテックファームとNECが機械学習自動化ソフトウェア「dotData」のリセラー契約を締結。NECが国内独占販売権を持つ「dotData」はAIを活用しデータサイエンスプロセス全体を自動化するソフトで、NECはデータ分析業務の高度化・効率化による新たなビジネス展開を積極的に行う方針。テクニカルでは一目均衡の抵抗帯を上抜け一段高期待。株価はコロナショックの水準を未だ回復しておらず上値余地は大きいと見る。

◆フィット

 電気代実質0円の太陽光発電設備を標準装備した戸建販売や、再生可能エネルギーの製造販売を行っている。今週発表の第1四半期決算で経常利益は5700万円の黒字(前年同期は1億7400万円の赤字)に浮上した。好決算からチャートトレンドは上向きが期待されリバウンド期待。米国の次期大統領候補バイデン氏によるクリーンエネルギーへの巨額投資提案により、環境インフラ関連の出遅れとして注目度も高い。

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配信元: 達人の予想