【注目】DX関連の出遅れに浮上した押し目買い候補など◆あすなろ投資顧問 加藤あきら◆

◆ブランディングテクノロジー

　中小企業向けネット広告や企業のデジタルシフトを支援。ASPサービスなどを展開するスカラと合弁会社設立を好感し木曜はストップ高。新会社では行政・自治体などのデジタル化やマーケティング支援、ブランディングを行うとのこと。スカラも自治体のデジタル化推進で地方創生に取り組んでおり、両社のシナジー効果が期待できる。今後は市場の人気テーマであるDX関連の出遅れとして注目。切り返す場面では戻り足も早そうだ。

◆Branding Engineer

　7月に新規上場のIPO株。ITエンジニアと企業をマッチングし、クライアントにITエンジニアを派遣している。7月に発表した第3四半期決算では通期計画に対する営業利益の進捗率が既に93％に達している。国内におけるIT人材不足は問題となっており、その不足数は2030年には44万8000人に拡大すると予測されており同社の成長余地は高い。金曜はマザーズ指数の下落に連れ安しているが押し目買い候補として見ておきたい。

◆MS&Consulting

　覆面調査の大手。外食・小売りなどサービス向け顧客満足度調査や新型コロナウイルス対策の覆面調査も提供している。先日は同社の従業員満足度調査の「tenpoketチームアンケート」やスーパーバイザーの業務効率化の「SVナビ」が経済産業省が推進する「IT導入補助金2020」の補助金対象ITツールに認定された。これにより同社サービスの需要が増加する可能性あり。チャートは一目均衡の抵抗帯突破でトレンド転換の兆し。調整を交えながらの出直りに期待。

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