NY株式市場(21日)株式分割のテスラ株は権利付き最終売買日到来−8月製造業PMIで景況感を確認へ
21日のニューヨーク株式市場でダウ平均は上昇一服スタートとなりそうだ。
直近で過去最高値を更新したIT・ハイテク株の一角には利益確定売りが優勢となりそうで、ダウ平均も連れ安する形で寄り付きを迎えそうだ。
取引開始直後に発表される8月マークイット総合・製造業・サービス部門PMI速報値で景況感の改善度合いを確認したい上、週末要因も重なって寄り付きでは買い向かう動きに乏しくなることも想定しておきたい局面だろう。
ただ、1対5の株式分割で権利付き最終日を迎えたテスラ株が時間外取引で上昇していることから相場の地合いは大きく崩れていないほか、個別銘柄ではファイザーは独バイオンテックと共同開発しているコロナワクチンの相臨床試験で、すでに終了している第1相試験の安全性や免疫原性に関する追加データを公表。現在、第3相試験まで進んでいるワクチン開発は、早ければ10月としているFDA申請に向け順調に進んでいることが確認されたことから、コロナワクチンの実用化に対する期待感は相場の下支え要因となる。
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