【買い】ジュンテンドー(9835)

著者:伊東聡
投稿:2020/08/14 16:35

割安感が強い。

新型コロナウイルスの感染拡大で消費が冷え込むなかにおいて、ホームセンターなど業態によっては売り上げを伸ばす企業も出ており、中国地方でトップシェアを誇る同社は、新型コロナの影響で日用品特需を取り込み、勝ち組消費関連として業績拡大に拍車がかかっている。

21年2月期第1四半期(3-5月)の経常利益は前年同期比3.8倍の9.4億円に急拡大し、3-8月期(上期)計画の13.7億円に対する進捗率は69.3%に達している。

PER12倍台、PBRは0.5倍台と依然として解散価値の半値水準にあり、この業績でこのPBRはかなり割安感がある。

現に株価も好決算を背景にして高値追いの展開が続いており、また同業他社株も上昇を続けている銘柄が多いことからも同セクターに対してまとまった買いが入っていると思われる。

同社株の板状況は薄いため、ファンドなどが同社株を買い付けて来ることになればストップ高を演じることもありそうだ。

現状においてもホームセンター需要は衰えていないため、今後の業績に対しても期待は高く、1000円の大台に達したとしてもPBRは1倍割れのままであり、そこは通過点になると思われる。


伊東聡
株式会社G&Dアドヴァイザーズ 投資顧問部部長
配信元: 達人の予想

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