ドル円、急速な戻り売りも再び107円台うかがう ムニューシン発言にも反応か=NY為替
きょうのNY為替市場でドル円は買い戻しが続いており、107円台を付ける場面もみられた。ドル自体は上値の重い展開となっているものの、円安の動きがドル円をサポートしている模様。ただ、107円をタッチしたことで達成感も出たのか、その後は急速に戻り売りに押されたが、下値での押し目買いも根強く、再び107円台をうかがう展開が見られている。
107円台にタッチ後の急速に戻り売りは、ムニューシン米財務長官の発言もきっかけとなったのかもしれない。同長官は「トランプ大統領が要望しているキャピタルゲイン課税の減税は法制化が必要」との認識を示した。同減税については、インフレ調整を通じた減税であれば、議会の承認が必要ない大統領令で可能とも見られていた。しかし、法制化が必要ということは議会の承認が必要ということであり、与野党が対立する中で成立は困難とも考えられる。
ただ、その後に取引が始まった米株も反発して始まっており、ドル円相場の動向に大きく影響する米国債利回りも、本日の10年債入札を控えて上昇していることから、ドル円の戻り売りは一時な動きに留まっているようだ。
USD/JPY 106.97
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
107円台にタッチ後の急速に戻り売りは、ムニューシン米財務長官の発言もきっかけとなったのかもしれない。同長官は「トランプ大統領が要望しているキャピタルゲイン課税の減税は法制化が必要」との認識を示した。同減税については、インフレ調整を通じた減税であれば、議会の承認が必要ない大統領令で可能とも見られていた。しかし、法制化が必要ということは議会の承認が必要ということであり、与野党が対立する中で成立は困難とも考えられる。
ただ、その後に取引が始まった米株も反発して始まっており、ドル円相場の動向に大きく影響する米国債利回りも、本日の10年債入札を控えて上昇していることから、ドル円の戻り売りは一時な動きに留まっているようだ。
USD/JPY 106.97
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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