3日のドル・円は、東京市場では105円72銭から106円43銭まで上昇。欧米市場でドルは105円58銭から106円47銭まで反発し、105円95銭で取引終了。
本日4日のドル・円は、主に106円近辺で推移か。米製造業活動の拡大を受けて、目先的にリスク回避的なドル売りは抑制される可能性がある。
3日に発表された7月ISM製造業景況指数は、2019年3月以来となる54.2に上昇した。7月時点で受注は堅調、在庫は減少したことで、多くの業種で生産拡大の動きが広がっていることが確認された。ISM製造業調査委員会のフィオレ会長は「7月の指数は6月よりずっと良好」、「8月に50を下回ることになるような要素は何も見当たらない」との見方を示した。米国経済の持続的な回復への期待は後退しつつあったが、ISM製造業景況指数の予想を上回る改善を受けて、米国経済の先行きについての悲観的な見方はやや後退した。
ただ、市場関係者の間からは「全米の製造業活動が8月以降も順調に拡大する保証はない」との声が聞かれている。フィオレ会長が指摘したように8月のISM製造業景況指数が50を下回ることはないとみられているが、「雇用の改善は期待を下回っている」、「新規受注の伸びは8月以降に鈍化する」との見方が出ている。ウイルスの感染流行は終息していないことから、米製造業活動の動向については、予断を許さない状況が続くとみられる。
<CS>
本日4日のドル・円は、主に106円近辺で推移か。米製造業活動の拡大を受けて、目先的にリスク回避的なドル売りは抑制される可能性がある。
3日に発表された7月ISM製造業景況指数は、2019年3月以来となる54.2に上昇した。7月時点で受注は堅調、在庫は減少したことで、多くの業種で生産拡大の動きが広がっていることが確認された。ISM製造業調査委員会のフィオレ会長は「7月の指数は6月よりずっと良好」、「8月に50を下回ることになるような要素は何も見当たらない」との見方を示した。米国経済の持続的な回復への期待は後退しつつあったが、ISM製造業景況指数の予想を上回る改善を受けて、米国経済の先行きについての悲観的な見方はやや後退した。
ただ、市場関係者の間からは「全米の製造業活動が8月以降も順調に拡大する保証はない」との声が聞かれている。フィオレ会長が指摘したように8月のISM製造業景況指数が50を下回ることはないとみられているが、「雇用の改善は期待を下回っている」、「新規受注の伸びは8月以降に鈍化する」との見方が出ている。ウイルスの感染流行は終息していないことから、米製造業活動の動向については、予断を許さない状況が続くとみられる。
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